Tukubaiオンラインコマンドマニュアル - マスタファイル(5)
マスタファイル(5)
【名前】
マスタファイル : マスタの性質を満たすフィールド形式(5)のファイル
【書式】
第1フィールド 第2フィールド 第3フィールド ... ...
【説明】
それぞれの行がIDなどで管理され重複する行がなく、データの更新もあらかじめ定められたタイミングでのみ実施され、随時データの変更が入ったり、逐次データが追加されるといったことがなく、商品や店、都道府県、市区町村などデータ処理中に主要なデータとして出現するようなデータを一般的にマスタと呼んでいる。
ユニケージ開発手法では、マスタに該当するフィールド形式(5)のファイルをマスタファイル(5)と呼んでいる。マスタの特性以外に、ユニケージ開発手法におけるマスタファイル(5)は次の特性を満たしている必要がある。
- 第1フィールドまたは第1フィールドから連続するいくつかのフィールドがキーフィールドになっている。
- それ以外のフィールドはキーフィールドに対応する値になっている。
- キーフィールド同士は重複しない。
- キーフィールドがLANG=C sortで整列されている。
たとえば第1フィールドが店番号、第2フィールドが店名で構成される2フィールドのフィールド形式(5)のファイルで、第1フィールドの値がLANG=C sortで整列されたファイルはマスタファイル(5)と呼ばれる。
マスタファイル(5)は短縮してマスタと呼ばれることがあり、また、Tukubaiコマンドマニュアルではmasterと表記される。マスタファイル(5)とは対照的に随時データが追加されるようなフィールド形式(5)のファイルはトランザクションファイル(5)と呼ばれている。
【例1】
マスタファイルの例は次のとおり。
001 新橋店 002 目黒店 003 五反田店 004 新宿店 005 池袋店 006 原宿店 007 渋谷店 008 吉祥寺店 009 下北沢店 010 品川店
【関連項目】
ネームファイル(5)、トランザクションファイル(5)、フィールド形式(5)、タグ形式(5)、ネーム形式(5)
※ ユニケージはユニバーサル・シェル・プログラミング研究所の登録商標。