Tukubaiオンラインコマンドマニュアル - divsen(1)
divsen(1)
【名前】
divsen
: 指定フィールドを1,000で除算
【書式】
Usage : divsen [-s] <f1> <f2> ... <file> Version : Sat Aug 20 22:29:15 JST 2022 Edition : 1
【説明】
引数のファイルまたは標準入力のテキストデータの数値を1,000で除算し出力する。千単位の表を作成する場合などに使用する。引数において1,000で除算する各フィールドを順に指定する。なお、小数点以下の数値は四捨五入される。-s
オプションを指定すると四捨五入せず、小数点の値をそのまま出力する。<file>
として-
を指定すると標準入力を使用する。
【例1】
$ cat data 20060201 296030 6710000 20060202 1300100 3130000 20060203 309500 20100 20060204 16300 300100 20060205 41000 210000 20060206 771100 400000 $
$ divsen 2 3 data ←2フィールドと3フィールドを1,000で除算 20060201 296 6710 20060202 1300 3130 20060203 310 20 20060204 16 300 20060205 41 210 20060206 771 400 $
-s
を指定して小数点まで表示させる。こうしたデータは以降でmarume(1)などを使って加工する。
$ divsen -s 2 3 data ←小数点まで表示 20060201 296.030 6710.000 20060202 1300.100 3130.000 20060203 309.500 20.100 20060204 16.300 300.100 20060205 41.000 210.000 20060206 771.100 400.000 $
【ワンポイント】
divsen
された結果をさらにパイプでつないでdivsen
を実行すると、100万単位のデータを作成することができる。
【注意】
<file>
を省略するときは注意が必要divsen
1 10の実行において もし「10」という数字名のファイルが存在すると 標準入力ファイルの第1および第10フィールドを1,000で除算するという動作を「しない」で 「10」というファイルの第1フィールドを1,000で除算するという動作を「する」最後のパラータが「存在するファイルの名前」であればこれを入力ファイル指定としそうでなければフィールド指定として処理し入力ファイル指定は省略されたとして標準入力を仮定する